アルコールで水分が飛ぶ

 

空から水を降らせようなんて考え出した神様、最高だと思う。水を浴びる私たちが死なない程度の雨粒の大きさにしてくれたりとか、素晴らしい配慮。流石神様。

 

冷静に考えたら「空から水が落ちてくる」って超クレイジー現象なのに、順応して「雨が降る」なんて言葉作っちゃって、「傘」なんてもの発明しちゃう人類も大好き。

 

私、雨も人も神様も好き。

そんで、今日は傘の話。

 

 

お金を払うとかテレビを見るとかメールとか、なんとかかんとか、便利が大好きな割には誰も傘のアップデートを始めないみたい。

 

四角い箱の向こうにある、ゲンジツとは違う世界に簡単にアクセスできる出来るこの時代に、ついていく気がなかったのは傘です。

明治が終わっても、平成が終わっても、私が終わっても、きっと傘は終わらない。ずっと、傘。

 

そういうところは、ちょっと好き。

ちゃんと自分で居続ける姿勢は素敵。

 

でもこいつの存在意義は「雨をしのぐ」こと。

 

今日の登校中、着ていた制服はそこそこしっかり濡れ、帰りには私のすぐ脇を通った白い車が水しぶきをぶっかけていったので思わず舌打ちした。

 

シンプルに、しのげてねーじゃん!と思う。

雨との適切な距離の取り方を間違えている。

しかも、受け身なの。雨に向かっていくくらいの威勢でいてほしい。お願い風に流されないで。

 

今を生きている人間たちがこぞって雨を嫌うのはきっと傘のせいだろう。

本当は、日常に溶け込んだ超クレイジー現象を楽しみたいと思う。それが出来たら幸せ増えると思う。雨の日に学校に行きたいと思えるような、嫌な天気だと感じないような、いい感じの距離感でいたいよね、私たち。

 

あなたにも降らないといけない理由があるんだろうし、私たちにも濡れてはいけない理由があるから、2人ではどうしようもないの。傘かもしくは別の何かがあいだに入ってくれないと困るんです。

 

小さいビニールの横から飛び込んでくるから嫌われるんだよ。対人関係って難しいんだからね、しっかりマナーとか教えてあげてよ傘。

 

あなたと私が、傘によって、今までよりも少し遠く、愛を持って触れ合えるようになれる日がいつか来ますように。

 

 

ってそれだけの今日でした。

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